top of page
宗教法人
純福音立川教会


はじめに -2-
人間の血液とは実に不思議なもので、同じ血液型どおし輸血は出来ても、人工的に造ることも他の何かを代用することも出来ないものです。聖書では「肉のいのちは血の中にある」(レビ記17:11)と定義します。かつてアメリカで病の原因は悪い血にあると考えられ、採血が公認の最新治療法であったため、この治療で多くの尊い命が失われました。有名人に当時の大統領ジョージ・ワシントンも風邪をひいた時、採血治療に基づきどんどん血を抜き、あとは出血多量で召天しました。聖書の言葉は真理であり血はいのち」です。
また、聖書は「血は語る」と教えています(創世記4:10、ヘブル12:24)。言葉を語る存在は人間以外にもあります。父・子・聖霊の神さまは語られます。天使も語ります。悪魔もしゃべり、祭壇も神の義を語り(黙示録16:7)、そこで流れた血も語ります。私たちが怪我をして血を流す時、その血は無言のうちに「激しく動いてはいけません。薬をぬりなさい、病院へ行きなさい」と命の危険性を語りかけます。男女が結婚後、初夜に処女のしるしを見るならば、この血は聖なる結婚契約の血、夫婦間の純潔性と愛を語りかけます。殺傷事件の裁判などで現場に残された血痕が、DNA鑑定から犯人逮捕の決め手の証拠になることもあります。血は流された性質上、報復も語りかけます。
「血に報いる方は、彼らを心に留め、貧しい者の叫びをお忘れにならない。」(詩篇9:12)。
bottom of page